頒布したもの
詳細はは下記の記事にて。
技術・スケジュール的な話
ここからは裏話を。
執筆環境
- 執筆:Markdown(VSCode)
- Git:GitLab
- 連絡ツール:Discord
- 組版:CSS組版(Vivliostyle拡張機能 vivliostyle-cli-helper)
- 表紙・裏表紙デザイン:Photoshop・Illustrator
Markdownで執筆し、GitLabにPushしていきました。GitLabにしたのは、私たちがGit初心者という理由です。日本語UIにしたかったのさ……。そんなわけで、執筆よりもGitに慣れる方が大変でした。
組版は「CSSからPDFにする方法があるからそれでええか~」的なノリで選びました。だいたい下記の記事のせい。
Gitと相性が良いのと、校正とほぼ同時にできたのがよかったです。CSS組版の本もあるので、それを見ながら入力したら、ある程度できてしまったのも大きい。
しいて大変だった点を言うなら、目次出力と表紙設定が面倒だったことくらいでしょうか。いくつかメモを残しておいたので、ここに貼っておきます。
いつか清書してこのブログに載せるかも。
スケジュール話
- 2月下旬:スケジュール・目次設定・表紙作成・Gitに慣れる
- 3月:執筆
- 4月:校正・組版・表紙を印刷所指定の設定で行う
早割入稿を意識して、早めに動いていました。ゴールデンウイーク前には完成させる前提で動いていましたが、それで正解でした。バッファは大事。
私もりえんさんもメンタルが弱いのと、女性のアレで体が不調になりやすく、1か月に1・2週間しか作業できない時もありました。早めにスケジュールを立てたにも関わらず、4月中旬が地獄でした。スケジュール見積りをしてなかったらどうなっていたことか……。
はじめての入稿・部数ギャンブル
せっかくだから 100部 刷るぜ!!!りえんさんとは一蓮托生!!!在庫は共有しようぜ!!!
入稿前後が一番しんどかった。当初の流れとしては「技術書典に電子書籍版の審査を出す→いいねボタンの数で印刷数を調整する→審査が通ったら(内容修正する必要が無かったら)入稿手続きをする」感じで想定してました。が!!!
- 審査が早割入稿(20~30%)の締め切り近くたっても来ない
- いいねボタンで見れると聞いてたけど、仕様変更で見れなくなった
- 日光企画が5/5~7まで休み
という罠が潜んでいまして……。この時ほど荒れてた時はなかった。(Fediverseのみんな、運営の皆様。あの時は愚痴ってごめんなさい)後から印刷も考えたのですが、割引がない分高いのでね……。必死に電卓を叩きまくって、リスク計算しまくった思い出しかない。
結局100部刷る賭けに出ました。結果!!!大量に在庫出ました!!!(60部)
価格設定の話
ここねー、すごく迷った。
最初から「微妙に高いと思わせる値段で出す」というコンセプトでいたので、高いという理由で買わない人がいる想定はしていました。その一方で「想像以上に電子支払いかつ紙と電子で買う人が大半だった」のは大きな誤算でした。紙もしくは電子だけを現金(500円単位)で買うことを想定、紙と電子セットは数人買ってくれたらラッキーくらいの感覚でいました。
その結果、自分たちの想定した以上に紙と電子セットの購入をためらう人がいた気がします。多分電子オンリーを800〜1,000円、紙と電子を1,200円くらいにしたら購入率はかなり違ったのではないでしょうか。
真剣な眼差し
見本を見てる時の参加者さんの眼差しがすごく印象に残ってます。みんな本当に真剣に見本を読んでくれて。怖かった反面、自分の本と向き合ってくれてる感があって嬉しかったです。
その真剣勝負をしてくれた結果、購入してくれた人もいました。あの真剣勝負は病みつきになりますね。
大量の在庫よりも手にとってくれたことの嬉しさ
70冊売れ残ったことよりも、20冊も売れたことが嬉しかったです。(10冊は見本と知り合いに配る用)実際に買ってくれる人たちの姿を見ることができたのはデカかった。
買ってくれてありがとう!って気持ちしかない。在庫に関しては単純にこっちの判断ミスなので、嘆く理由もないってのはありますが。反省点はあるので、次に活かせればいいかな?といった感じです。
応援&来てくれて&購入ありがとう
そんなこんなの技術書典ですが、すっごく楽しかったです!!!応援してくれた方&技術書典で当サークルに来てくれた方・購入してくれた方、本当にありがとうございました!!!
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現在、技術書典とBOOTHにて引き続き販売しています。興味のある方はぜひ覗いてみてください!