3年くらいメモ術に触れたり、知的生産術を学んできました。紆余曲折経て至った結論がこちらになります。
「私はメモを取って保管することに向いてない」
メモを溜めることができない問題
リセット癖とメモを整理したくなる潔癖症
どうも私は他の人よりも断捨離が好きというか、極端な整理が好きなようです。早くて1週間、遅くて1~2か月で保管庫をリセットしたくなる衝動が強くなります。
3年くらいメモを取っていましたが、長くて半年しかもっていない。その事実を突きつけられては何度もへこみました。
「いつかは役立つから保存しておく」ができない
いつかは役に立つと思って保管してたけど、結局は使わなかった。断捨離でよく聞くフレーズですが、まさに私がこういう思考でした。いつかのために残すことができない。
いつかのために残しておくよりも、後述のストレスのほうが強くて、結局断捨離してしまうことに気づきました。
検索結果やファイル一覧のノイズがうっとおしい
フォルダーの中にある大量のメモや、大量に引っかかる検索結果にイライラするんですよ。ずらーっと縦に並ぶ一覧を見ると、整理して削除したくなります。数字にすると大体100枚くらいでしょうか。
そのあたりからノイズに感じてメモを取ることができないことに気づきました。
私にとってのメモの役割
上記のことを踏まえて、私のメモ術について整理してみました。
Zettelkastenの役割と私の使い道
メモ術で有名な「Zettelkasten」のメモは、大別すると4種類あります。
- 一時メモ
- 文献メモ
- Zettelkastenメモ
- 索引メモ(MOC)
詳細は下記のリンクを参照していただければ。
Zettelkasten(ツェッテルカステン)で使うノートの種類と構成まとめ | jMatsuzaki
上記の4つの中で、真っ先に不要なのが2の文献メモ。次に4の目次メモも、必要になるまでメモは溜まりません。そうなると残るのが「1の一時メモ」と「3のZettelkastenメモ」になります。
私にとってのZettelkastenメモはWordPress
それを踏まえたうえで考えてみると、ObsidianよりもWordPress(このブログ)の方がZettelkastenメモっぽい。どちらかというと、Obsidianの立ち位置は一時メモに近いです。1・2か月で消える(中期的な)一時メモって考えると、一番しっくりきました。
UIが私に向いていた
WordPressは記事リストが可視化されにくいところがありまして。記事一覧に行く機会があまりないがゆえに、消したい衝動に陥ることが少ない気がしました。また、検索画面も使いやすく、Obsidianほどストレスがたまらないのが大きかったです。
Obsidianはプロジェクトの保管庫
もう一つ、Obsidianを使ってて気づいたのが「特定の話題・用途で保管庫を作る」方が長く続いてる傾向があること。主に小説やブログ執筆などですね。小説に関してはこちらのページに記載してあるので、よろしければこちらも見ていただければ幸いです。
メモの保管庫だと立ち位置があいまいになりがちでしたが、この場合だと立ち位置と目的が明瞭で迷いません。なので、長く続くのかもしれません。
無理にObsidianでため込む必要がない
結局、今の私にとって必要なのは「一時メモ置き場」でした。長期的な保管を目的としたメモ置き場はいらなかったのです。それが分かって肩の荷が下りたといいますが、少し気持ちが楽になりました。
完全にObsidianをやめることはしませんが、使い道を改めて考える時期なんだろうなという気がします。そういうわけで、ぼちぼちObsidianとメモの在り方を考えていきたいと思います。