こんにちは、相戸ゆづなです!
ここのところ、自分のVPSサーバーでMastodonやCalckeyを立てて遊んでいました。
ひとり鯖を建てて遊んでいて気づいたこと・所感をまとめ、ひとり鯖を立てる時の参考にしていただければなと思います。
結論
Mastodonが向いてる人
- 完全壁打ち、もしくは少人数のフォロー・フォロワー
- 維持費をできるだけ少なくしたい
- 投稿機能だけで十分な人
Calckeyが向いてる人
- 交流重視の人、フォロー・フォロワーが多くなりそうな
- チャンネルやページなど、いろいろな機能を使いたい
- サーバー代が多少かかっても機能を豊富に使いたい
- 情報が少なくても自分で設置できる・情報収集できる
サーバーを立ててみての比較所感
設置の難易度
難易度的にはCalckey<Mastodon。Mastodonの方が難易度難しめ、というかCalckeyがめちゃくちゃ簡単。
Calckcey開発側で用意したスクリプト2個を入力するだけの簡単なお仕事、だいたい15分くらいで終わります。
https://codeberg.org/calckey/ubuntu-bash-install
一方のMastodonは個別に必要な環境をインストールしていく必要があります。
https://docs.joinmastodon.org/admin/install/
このページに書いてあるコマンドをひたすら入力。
Ngnix・Let’s Encrypt周りで手間取りますが、下記ブログ記事の通りにやれば大体行けるかと。

日本のサーバー会社の場合、インストール補助があるので多少は楽になりますが、それでも数時間は時間を食うかもしれません。
ブログ記事の多さ
圧倒的にMastodon。
Calckey自体最近できたものなので、情報がほとんどありません。
それこそ調べたたら自分で書こうねくらいのスタンスでないと、Calckeyは向いてないかもしれません。
必要サーバースペック
Mastodon<Calckey。
MastodonはRAM2GBのプランでいけますが、Calckey(Misskey)はRAM4GBじゃないときついという情報がちらほら。
連合の繋がりやすさ・重要性
Calckeyの方がつながりやすい印象、というかカスタム絵文字・リアクションの重要性的にCalckeyの方が上。
投稿
Mastodonの方が機能が少ない分シンプル。
Twitter程度の投稿機能で十分なら、Mastodonで満足できます。
一方のCalckeyはカスタム絵文字がメインで、投稿もリアクションもこれが必要不可欠になっています。
1人でもくもく投稿するにはちょっと寂しい、リアクションあっての世界ですからね。
全文検索機能(別途設定必要あり)
Calckey+Meilisearchの方が性能良さげ。
というよりも、Mastodon+ElasticSearchがあまり使い勝手がよろしくない印象があります。
- トゥートのインデックスに5~10分かかる
- 設置の煩雑さ
- Twitter以下の検索精度
sudachiやkuromojiといったプラグインを入れても検索漏れなどがあったりするので、正直勧めづらい。
最後に
ひとり鯖と言っても、目的や用途によって選ぶアプリが変わってきます。
自分のやりたいことに合わせて、サーバーにインストールして楽しい分散型SNSライフにしましょうね!