前回はObsidianの特徴をお話しました。
第2回にあたるこの記事では、Obsidianの短所についてまとめます。
複数端末での使用・同期にクセがある
長所の1つに「データをパソコンやスマホ内で管理する」というものがありました。しかし、その特徴は「他の端末との同期」が厄介という欠点にもつながります。とくにiOSでは同期できる方法に限りがあるため、同期したい端末が増えるほど、制限が増えて厄介になります。
主な同期の方法
- Obsidian Sync(Obsidianのデータ同期に特化・有料)
- クラウドストレージ
- Git
- 特定のプラグインで特殊な同期(LiveSyncやRemotely Saveプラグインなど)
Gitとクラウドについては、下記のリンクで説明しています。
基本的には1もしくは2を使うことを推奨しています。下記の項目を確認しつつ、どの同期方法にするか検討しましょう。
- どの端末・OSで同期したいのか(iOS系統に注意)
- 編集を行いたいのか
- 何のデータを書き込みたいか(デイリーページなど)
- 同期のスピード(端末Aで書き込んだ情報を端末Bですぐに閲覧したいならクラウド推奨)
- 同期を自動化したいか(自動化したいならクラウド推奨)
- Gitの知識があるか
- 同期にお金を出せるか(Obsidian Sync)
同期したい端末の種類が多い場合、Obsidianよりもクラウド上のメモ形式をおすすめします。
- Notion
- Scrapbox
- Evernote
同期の詳細を知りたい場合
Obsidianの同期方法については下記のリンクが詳しいので、一度チェックしてみてくださいね。
Obsidianの複数端末同期方法まとめ (Mac/Windows/iOS/Android)
自由度が高すぎる
Obsidianはプラグインでなんでもできるため、どこから・何をしらたいいのか判断が難しいところがあります。個人的には「他のアプリやサービスで経験値を積んで、それらで不満がある場所をObsidianで解決する」くらいの経験値がないと大変という印象。
そのため、0からの知識でObsidianをいじるには、少々敷居が高いと思っています。
それでもObsidianを使いたい
KindleでObsidianの本がありますので、何冊か購入して読みましょう。個人出版の本になりますので、値段も安めになっています。
個人的には「Obsidianでつなげる情報管理術」を推します。Obsidianの操作方法だけでなく、メモの取り方や筆者の失敗談などもあるので、非常に参考になります。
まとめ
- 同期に癖がある、複数の端末で使いたい場合は注意が必要
- 自由度が高すぎるがゆえに迷う、あらかじめやりたいことを決めておくことを推奨
- 情報が少ないことを覚悟しておく
Obsidianを広めたいと思う反面、何を書けばいいのか迷っているところです。いろいろいじってアイディアを作りましょう。