最近ChatGPTに聞く機会が増え、回答を保存したくなることが多くなりました。そこで問題になってくるのが「回答をどこに保存しようか」という点。
私は「Obsidian」と「Scrapbox」を使うことが多いので、今回はこの2つに絞って考察していきます!
ChatGPT
ChatGPTの会話のエクスポートは主に3種類あります。
- 回答を1つコピー。Markdownで出力される
- 会話ログのエクスポート。JSON形式で出力される
- ブラウザ拡張機能やブックマークレットを使う
1は一番基本的な機能なので説明は省略。2はクリック数が多いのと、変換の手間があるのであまりオススメはできないところ。
3になると保存の自由度が広がりますが、今回はメモの話なのでMarkdown形式で保存します。私は下記の拡張機能を使っています。
ChatGPT エクスポーター – チャット会話を簡単に抽出
Scrapbox
- ブラウザ上で完結したい
- コードブロックを使わない
- 回答結果1つだけコピーする
- 文字装飾を使わない
上記の人がScrapboxに向いている印象。プロンプトなどで「プレーンテキストで出力して」と伝えれば文字装飾がなくなります。
逆に文字装飾やテーブル・コードブロックを使う人は、Scrapboxにメモを保存・変換が鬼門になります。
鬼門のコードブロック
Scrapboxのコードブロックは独自記法の癖が強く、とくにタブによるインデントが鬼門になります。Pythonで直そうとしたり、GPTsでScrapbox記法で出力しようとしましたが、ことごとく玉砕しました。
また、「ペーストしたらはい終わり!」とはならず、どこかしら手作業で直すところがちらほらありました。他の人が作った外部ツールやブックマークレット・変換ツールも同様で、変換時に苦戦するポイントだろうなぁと思いました。
Obsidian
- Markdownと相性がいい
- 対話ログをすべて保存したい
- ディレクトリー別に保管したい
ObsidianはScrapboxよりもしっかり保存したい人向けの印象です。
Markdownエディターなので、Markdownのテキストをペースト、もしくは保存したファイルを保管庫に移すだけでOKです。記法の変換する手間が省けるので、精神的にかなり楽になりました。
また、ディレクトリー別に保管できるため、ChatGPTのログは他のメモと違う場所に保管するといった運用も可能です。
余談:プラグインでOpenAI APIを使う
Obsidianで直接ChatGPTと会話できるプラグインがありますが、私的にはWeb版を使ったほうがいいかなという気持ちがあります。
ただでさえ日本語は英語よりもトークンを消費するのに加えて、テキストの長さや会話の記録回数に比例してトークンも増えます。
「GPT3.5で正確性を求めない、とにかく安く・早く簡易的な会話が欲しい!」という人以外は、Web版がオススメです。
結論
簡易的にテキストだけ残したいならScrapbox、会話ログをテーブル・コードブロック含めてしっかり残したいならObsidianといったところでしょうか。
あなたにとって最適なツールはどちらになるでしょうか?この記事であなたのメモ生活がはかどることを祈ってます!