Obsidian Publishをはじめてみた話

思いのほか快適かもしれない。ということで、今回はObsidian Publishの話をしていくだけ。今回は技術的な話はしません。

目次

なぜObsidian Publishを始めたのか

Mastodonだとすぐに流れてしまう・長文のメモが書けない。WordPressよりもっと気軽に書きたかった。とくにWordPressはめちゃくちゃ手間がかかって、下記の項目がめちゃくちゃ苦痛なんですよね。

  • WordPressメンテナンス
  • 清書・体裁を整える手間

要は「MastodonとWordPress」の中間のメモが欲しかったのです。近い立ち位置としてScrapboxがありますが、個人的に執筆・閲覧体験があまり好きじゃないので除外しました。

  • Markdownが使えない
  • カードがズラって並ぶのが視覚的に圧迫される(CSSで軽減はされるが、それでも好きじゃない)
  • (第三者からみて)情報を探しにくい

これらがどうも違和感があるんですよね。とくに3番目の「第三者が情報を探しにくい」に関しては後々話します。

Obsidian Publishをやってわかったこと

保存→公開までが楽

保存時にコミュニティプラグインの「Linter」で体裁を整え、Ctrl+Shift+Sでパブリッシュできるように設定しました。

気軽に公開できるのが気持ちがいいです。FTPのやり取りやWordPressの体裁を整える手間がないだけで、こんなに変わるとは……。

「自分が閲覧する」だけならObsidian Publishは最高

  • 余計な操作・タブがない
  • タイトル・見出し検索が優秀
  • タグによる類似ページ探索が楽しい
  • iPadで見るのが楽

これらの要素が閲覧体験をよくしてくれました。とくにiPadで閲覧できるのが大きく、こいつのために同期やGitコンフリクトとかの心配する必要がなくなりました。

「閲覧と執筆を同じアプリでやるからいけないんだ」と分かった瞬間でした。

自分だけが使うサイトか他人に見せるサイトかで整頓の秩序と難易度は変わる

自分だけだったら「自分が使いやすければ」情報の整理・整頓はしなくてもいいと思っていたのですが、他人に見せる場合はそうもいかないことに気づきました。

  • カテゴリー分け
  • 他人にもわかりやすい文章で書く

「どこに・何の情報が置いてあるのかわからない」読者に対し、「どこに・何の情報があるか」教える・見つけやすくする必要があるんですよね。そのために、自分が使っているとき以上に整理・整頓を意識し、秩序を保たなければいけない。これに気づけたのは大きかったです。

Scrapboxに対する違和感が分かった瞬間

そういう意味ではScrapboxは他人のための整頓秩序はないに等しいです。ほとんどいじれないですしね。

フラっとScrapboxに来た人は「このサイトには何があるのかな?」と思ったとき、とりあえず見るページがなくて迷ってしまう。一応目次ページや適当なページからリンクを漁る、とりあえず検索をかければ良いのですが、それでも従来のサイトよりも使いにくい。

そう考えると、Scrapboxは「他人に公開するのはおまけ」くらいに思ったほうがいいのかもしれません。

結局Obsidian Publishはどうなの?

私的には「自分が使いやすい」サイトにして、たまにページを共有するくらいでいいかなと思いました。第三者の閲覧はあきらめました。

他人に見せる機能はWordPressのほうが優秀

Obsidian Publishを使い込めば使い込むほど、WordPressの「他人に見せる機能」が優秀だなと感じました。

まず、カテゴリー思想が強い。それと同時に、読者目線だと結局カテゴリーが最強なのもわかりました。

タグも一応ある(Obsidianほど強くないけど)し、ブログ記事内リンクでネットワークも作れます。記事作成・更新記録が何も設定しなくても使えます。(Obsidian Publishは改造する必要がある)

Obsidian Publishは作られて日が浅い分、まだまだ機能的・視覚的に弱いと思いました。

  • 全文検索ができない
  • 展開型カテゴリー(フォルダー)分けのごちゃごちゃ感

個人的に記事一覧が縦に並ぶのが好きじゃないです。数ページならともかく、100ページくらい行ったら見にくい・探しにくくて破綻するなぁ、という印象。

他人のために情報を整理整頓する時間と手間はあるか?

正直ないです。WordPress記事ですら管理できてないのに、Obsidianも追加したら大変なことになります。

上記でも言った理由で、自分だけのメモ帳よりも管理の手間が増えるんですよね。それだけは避けたいところ。

ということで、他人のために「見せる収納・整理」は諦めました。それはWordPressでやります。

あくまでメインユーザーは私である

ということで、Obsidianはとにかく自分の使いやすさ優先で設定しました。気軽さと閲覧性の快適さを失わず、自分が使いやすいように改良していくことにします。

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