知識管理のブログはあれど、創作活動でObsidianを使っている人は少ないです。
とくに字書きとは相性がいいのでオススメなので、今回は私の使い方を公開してこうと思います。
どんな感じで使ってる??
- 世界観・キャラクター設定メモやMOC(目次)をObsidian内で作成
- たまにCanvasを使って情報を整理する
- Outlinerでアウトラインを作る
あとはVS Codeの横にアウトラインを置きながら小説を書いていきます。
大まかな使用環境
フォルダー構成
- Inbox(設定ファイル・MOC置き場)
- Outliner(アウトライナー)
- Novel(小説執筆)
- Canvas(キャンバス)
- Extra(画像など)
- Template(ファイルテンプレート)
基本これらのみ、こっからタグや検索、MOCなどでファイルを管理します。
ファイル命名規則は通常のファイル名を採用。
UIDだとわかりにくいのと、Obsidian Publish(しようと思ってた)で支障が出ると思い、通常のファイル名で管理することにしました。
Inbox
設定ファイル・MOC置き場
キャラクターや国名、その他ネタアイディアファイル(1ネタ1ファイル、タグなどで囲う)
ギャグ・シリアスなどのシーン別・キャラクター別に分け、MOCでファイルをまとめていきます。
リンク管理
国名・人物は手動リンク、ネタファイルはDataviewでやろうか思案していました。
(2HopLinkするにはまだファイル数が少ないため、やめました)
Obsidian Publishで公開するか否かでどちらを採用するか分かれるところ。
8ドル出費が痛いので、手動で目次を作り、Pythonでjson出力してScrapboxにしたほうがいいかも……??
Outliner
小説の筋書き(アウトライナー)ファイル置き場として使っています。
基本的にアウトライナー機能をそこまで使わないので、追加プラグインなしでObsidianに記入します。
Novel
小説本編を置く場所……ではありますが、Obsidianで執筆をせず、VS Codeで書いています。
校正機能の拡張機能と、Markdowndファイルの印刷はVS Codeのほうが向いているので……。
Obsidianでも編集できるように、Markdownファイルで保存しています。
Canvas
キャラクターの相関図や設定資料を俯瞰するために作成。
ただまだ使いこなせていません。
Extra・Template
画像ファイルやテンプレート置き場。
この辺は知的生産と同じ感覚で使っています。
使っているプラグイン
Another Quick Switcher
ファイルをキーボード入力で探す際に使用
Hover Editor
ファイルプレビューや一時的にファイルを表示したい場合に使用
QuickAdd & Templater
テンプレート作成&自動挿入、いわずもがな
Tag Wrangler
タグを一括で変更するためのプラグイン
使っていないプラグイン
2Hop Links Plus
知識メモほど2Hop Linkの恩恵がない気がしたので。
Linter
後述のTextlintプラグインで機能がバグったため(機能しない)
Textlint(BRAT)
https://github.com/shivase/obsidian-textlint
文章校正プラグインです。
小説の文章校正に使おうと思ったが、ルールが技術書向けだったのと、一部JSファイルのファイルサイズが大きすぎてGit管理できませんでした。
(そのためこのプラグインだけ別経由で設定フォルダーに入れました)
まあそれをクリアしても起動が遅いので、結局やめて「VS Code+テキスト構成くん」にしました。
Obsidian Git
あると便利だけど、なくても困らない。
私はSorceTreeで手動更新をしています。
こちらも起動がかなり遅い・プラグイン周りのコミットを自分で確認したいので使用をやめました。
Gitのはなし
Obsidian Gitプラグインでふれたように、基本手動更新で行っています。
また、スケベ表現が出てくる可能性もあるので、念のためローカルGitで管理しています。
小説をある程度書くごとにcommit、あとは気まぐれにやってます。
最後に
Obsidianで素材やアイディアを管理するには申し分ないツールだと思っています。
個人的にはもうちょっと執筆環境が良くなればいいなと思う反面、プラグイン周りが混とんとするので複雑な心境です。
もう1・2年待てば環境が変わるかしら……??