【Obsidian】Remotely SaveとR2を使ってファイル同期させる

Q. Remotely SyncはS3とその互換に対応しているなら、R2もいけるのでは?
A. いけました

目次

2024/01/03 追記

「Remotely Save」の開発が止まったので、後続の「Remotely Sync」に変更しました。

R2のおさらい

Cloudflare社が運営しているS3互換のオブジェクトストレージです。10GB/月まで無料で、Markdownファイルならほぼ無料の範囲内で利用できます。

設定方法

1.Cloudflareアカウントの作成

ウェブサイトのセキュリティとパフォーマンス改善 | Cloudflare

「TOPページ>サインアップ」に移動してアカウントを作成します。

2.R2バケットの作成~設定

Cloudflareにログイン後、左側のメニューから「R2>概要」に移動。画面中央にある「バケットを作成する」ボタンを押し、バケット名(名前)を入力します。他の設定項目は変更しなくて大丈夫です。

3.APIの取得

バケットを作成したら、概要のページに戻ります。右側のメニューから「R2 APIトークンの管理」をクリックし、右上の「APIトークンを作成する」を選択し、以下のように設定を行います。

設定項目

  • トークン名:APIの名前。自分が識別できる名前を入力
  • 権限:オブジェクトの読み取りと書き込み
  • バケットの指定:特定のバケットのみに適用>2で作ったバケット名を選択

設定が終わったら右下の「APIトークンを作成する」をクリックし、次のページで表示されるAPIをメモしておきます。

<注意>
初回しか表示されないので、必ずコピーしてメモ帳などに保存しておきましょう!

4.Obsidianの設定と同期

Obsidianで同期したい保管庫を開き、Remotely Saveプラグインをインストールし、以下のように設定します。

  • Choose Remote Service:「S3 or compatible」を選択
  • Endpoint:R2>概要>バケット名>設定>S3 APIのURLをコピー、「https://」と「/バケット名」を削除
  • Region:auto
  • Access Key ID・Secret Access Key:3で取得したキー
  • Bucket Name:2で設定したバケット名を入力

設定ができたら、コマンドパレットで「Remotely Sync: start sync」と入力・実行。エラーがなければ同期完了です。お疲れさまでした。

注意点

設定ファイルの扱い

初期設定では設定ファイルが同期されず、テーマやプラグインの設定を他端末から引き継ぐことができません。

参考サイト

最後のページはObsidianとは関係ありませんが、設定する際に役に立ったので掲載しておきます。(鯖缶思想)

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