Obsidian PublishとQuartzを使ってみた感想を書きなぐっています。
Obsidian Publish
詳しい感想はこっちにも書いてあります。参考までにどうぞ。
メリット
- 公式の提供
- アップロードの容易さ(Obsidian内で完結する)
- メンテナンスフリー
- ディレクトリー変更しても支障が出ない
公式が出しているため、とにかく手軽。Obsidian内で記事を書いたら送信する流れに慣れてしまうと、もうWordPressに戻れません。10ドルを払って管理を丸投げしていると考えていただければ。
また、URLが「https://ドメイン名/記事名」となっているため、ディレクトリーを変更してもURLが変わりにくいのも地味に嬉しい。
デメリット
- 月額10ドル
- (Quartzに比べて)カスタマイズ性があまりない
- UID形式と相性が悪い
- タイムスタンププラグインと相性が悪い
- OGP画像生成が遅い
10ドル……、微妙に高い……。(一応年払いにしたり、Early契約してたら値段は下がる)
カスタマイズ性はあまりないです。独自JSとCSSファイルを1つ追加できる程度。このサイトも📗Obsidian Publishのサイトにプロパティ(メタデータ)を表示したい – Minervaを参考に改造しましたが、これ以上の改造は難しそうだなと判断。更新履歴などの表示は難しそう。
Obsidian Publishはファイル形式で運用が前提となっています。タイトル名がファイル名となっているのとエイリアス表示などがないせいで、UID形式にするとタイトルが訳がわからないことになります。permalink
プロパティを設定しないと謎の文字列URLになるのもしんどい。
また、タイムスタンププラグイン(Linterなど)で更新日を自動挿入するとエラーになりやすいです。多分Obsidian側で保存したと思ったタイミングと、タイムスタンプ側で保存したタイミングが違うっぽくて、「データがおかしいよ」となってしまうようで……。
対処法は「タイムスタンプをつかわない、もしくは更新日までに留めること」くらいでしょうか。更新日だけならその日限りずっと更新しないのでエラーを吐くタイミングが1回目の保存だけで済みます。時刻も入れると、延々とエラーを吐き続けるはめに……。
あと、OGP画像の生成が24時間ほどラグがあるのが辛いところ。もうちょっと早ければなぁ。
Quartz
メリット
- (Obsidian Pubilishに比べて)カスタマイズ性がある
- 無料で使える
- UIDで運用しやすい
この機能を無料で!?おかしくない??
Obsidian Publishに比べるとカスタマイズ性が高い。Typescriptファイルを適当にイジイジすれば改造できます。ゆづなメモもゴリゴリ改造していて、改造メモもそのサイトに保管してあります。
また、Obsidian Publishと違いエイリアスが機能するため、UIDにしやすいのがメリット。実際ゆづなメモもUID形式で運用しています。(URLを見るとわかる)これのおかげでGitと相性がよくなり、ファイルの履歴を追いやすくなりました。
デメリット
- Gitの知識が必須
- 依存関係のメンテナンスが多少必要
- 更新→デプロイまで時間がかかる
- フォルダ名・ディレクトリー変更がダイレクトに影響する
まずGitの知識が必須かつ運用が必須です。リモートリポジトリの作成・クローン・同期・デプロイ・プルリク消化(依存関係のメンテナンスで必要)までの初期設定くらいの知識は必要です。無知の人がやるにはちょっと厳しいかも(実際私も苦戦しました)
また、URLが「https://ドメイン名/フォルダ名/ファイル名」となっているため、フォルダー名を変更したりディレクトリーを移動するとリンク切れを起こしてしまいます。(私はUIDを採用しているので起こりませんが)ファイル名も変更すると同様にリンク切れになります。
そのため、Obsidian Publishに比べるとファイル・フォルダー名に神経を使うところです。
どちらがおすすめ?
初心者はObsidian Publish、GitやTypescriptに慣れている人はQuartzでしょうか。ファイル名の命名規則で選んでもいいかもしれません。