こんにちは、相戸ゆづなです!
2023/07/02にFediverseを震撼させる事件が起きました。
Twitterの難民が一斉に流れてサーバーに負担がかかったり、ローカルタイムラインの会話が新規たちの会話に飲まれた影響で、雰囲気がガラっと変わってしまいました。
私がいる「マストドンジャパンネット」もその1つで、5,000人以上の移民が来たとのこと。
混沌とするタイムラインの中でこう思った人が何人かいると思います。
「ひとり鯖が欲しい」と。
ということで、今回はおひとり様サーバーを2か月ほどもった感想と気を付けるところを書いていきます。
ひとり鯖を立てる判断基準にしてもらえると嬉しいです。
私のおひとり様サーバー設置歴
- Xserver VPS+Mastodon(2023/02~2023/03)
- Contabo+Mastodon+Elasticsearch(2023/05~2023/06)
- Contabo+Calckey+AWS S3(2023/06~2023/07現在)
Fediverseには2023年2月上旬に来たので、(じゃぱねっとと併用してた時期もあったとは言え)結構な割合でおひとり様サーバーにいた計算……。
おひとり様サーバーが建てられるって聞いた瞬間に速攻立てた覚えがあるので、行動力だけは褒めてほしいです。
ひとり鯖のメリット
- サーバーインフラ知識が身につく
- 心に余裕を持つことができる
- 動作スペックを自分で調整できる・他人に影響されづらい
- 快適なスペックまで自分で調整できる
大まかにはこんな感じでしょうか。
サーバー知識がつくのはもちろんのこと、SNSをやっていく上でメンタル的な余裕ができるのは結構大きいところ。
みんなと交流してるサーバーに何かあっても「自分のサーバーに逃げればいいだけじゃん」と思えるし、不快な人を見ても「嫌ならサーバー建てろ」と煽れます(煽るな)
サーバー内のルールもレンタルサーバーやオブジェクトストレージのルールさえ守れば、後は自分で好きかって決めることができます。
(まあFediverseに所属する関係上、連合のルールをどうするか考える必要があるけど)
また、おひとり様サーバーは他の人の負荷をあまり気にする必要がありません。
快適なスペックを自分で調整できますし、おひとり様サーバーだから他の人の負荷を気にしなくて良いのです。
自分の部屋で快適SNS生活!一度始めたらやめられません。
おひとり様サーバーのデメリット
サーバーの維持・管理が面倒
設置することに関してはレンタルサーバー側がサポートしてくれたり、技術ブログによる情報量が多く、意外と簡単にできます。
ただ設置した後が大変で、サーバー管理・セキュリティ対策・メンテナンスをやっていく必要があるのに、情報量が少ない現状です。
(個人的にもDB自動バックアップあたりの知識が欲しいと思ってる)
鯖缶工場というDiscordがあるので、そういう所に所属するのも手ですが、知識がない状態で1人でやるのは至難の業と覚悟してください。
必要な知識がいっぱいある
- Linux/Ubuntu
- VPS/クラウドストレージ
- Git/GitHub
- CloudFlare
- 公開鍵/秘密鍵
- ポート
- Cron
- Let’s encrypt
これらの用語を少しずつ検索して覚える気力が必要です。
用語たちを見て「うへぇ」ってなったら、Hostodonなどのサーバー設置代行サービスを使った方がいいかもしれません。
調べることができない・しんどい人は結構大変よ……。
サーバー維持費の話
Mastodonの場合、カゴヤの大容量プラン(RAM2GB+SSD200GB)で880円で設置が可能です。
Xserver VPS 2GBでもインストールできましたが、SSDがきついかも(別途オブジェクトストレージの契約が必要)
Misskey/CalckeyもRAM2GBで行ける情報がありますが、インストール時にちょっとした知識が必要っぽいため、知識がない場合はもう1段階上プランを選んだ方が無難という印象。
ちなみにMastodon代行サービスである「Hostdon」は、東京リージョンでも770円と自分で設置・維持するのと費用が変わらないので、サーバー管理に自信がなければそっちでいいかもしれません。
まとめ
- ひとりサーバーは快適
- 設置は簡単だけど、管理・セキュリティ面が面倒
- セキュリティ面で不安なら、Hostdonを使うのもあり